校長あいさつ
3学期始業式
さあ、令和7年・2025年がスタートしました。
今年は、なに年か知っていますか? そうです。「巳年」ですね。
「巳年」は、干支(えと)・十二支の6番目、蛇の年です。皆さん、蛇はもちろん知っていると思いますが、蛇は脱皮と言って、成長につれて、体の皮を脱いで、新たな体に生まれ変わるということは知っていますか?
「巳年」は、その脱皮する蛇の様子から、「成長」とか「変化」「再生」「発展」などをしていく年だと言われています。皆さんも、この巳年の一年は、特に、大きく成長していく年、「変化・発展」していく年になるといいですね。
ただ、何もしないで変化だけを期待していても、成長はできません。人間は、自分のこれからなりたい姿をイメージし、それに近づけるように「目標」を掲げ、「努力」していくから成長できるのです。
是非、「変化・成長」のために、一生懸命に努力していく巳年にしていきましょう。まずは、3学期、今の学年のまとめの学期です。しっかりとまとめをして、次の学年へ成長するためのステップにしていってください。
それでは、今年も皆さんが笑顔で元気に成長していくのを楽しみにしています。
12月全校朝礼「交通事故に気を付けよう」
みなさんは、「交通事故に気を付けよう」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?
「道路に飛び出さない」「信号を守る」「交差点では右左をよく見る」「歩くのは右、自転車は左」……
いろいろありますね。
それでは、交通事故に関わるクイズです。このクイズは、今年の4月から10月までの間に、川口市内で起きた小学生の交通事故に関わる問題です。
第1問
「川口市内の小学生で、交通事故が一番多いのは何年生でしょうか?」
…正解は、「3年生」です。何で3年生が一番多いのでしょうか。心配ですね。
ちなみに、2番目は1年生、3番目は5年生だそうです。どの学年でも交通事故が起きているので気を付けてましょう。
続いて、第2問
「歩いているときと、自転車に乗っているとき、どちらほうが、交通事故が起きているでしょうか?」
…正解は、「自転車」に乗っているときです。
なんと、川口市内の小学生の交通事故の約80%が、自転車に乗っているときなのだそうです。
みなさん、ふらふらと危ない運転をしていませんか? それから、2年生や1年生でも自転車の交通事故が発生しているそうです。
本町っ子の皆さんも、交通ルール、特に自転車のルールをしっかり守って、安全な生活を送りましょう。
11月全校朝礼 「先に(進んで)あいさつ」「読書の秋」
前回の全校朝礼では、「あいさつを交わそう」ということと、声の大きさを変えたり会釈を使ったりして、場面に応じてあいさつしようという話をしました。
その話をしたら、早速、授業中や休み時間、掃除の時間など、場面ごとに、違ったあいさつをする人が出てきたので、とっても嬉しいです。
この間、ある3年生の女の子が、「朝登校しているとき、旗振り当番のお母さんやお父さんにあいさつしない人が多いんだよ。」という話をしてくれました。
これからは、先生方やお友達だけでなく、保護者の皆さんや学校のお客様、登下校の見守りの人たちなど、いろいろな人に進んで挨拶ができるといいですね。
さて、今日は、秋にふさわしい、「読書」の話をします。
今週の10月27日から11月9日までは、毎年全国で行われている秋の「読書週間」です。
みなさんは、本をたくさん読んでいますか?
本は、知らなかったことを知ることが出来たり、登場人物の気持ちになって、一緒になって笑ったり怒ったり悲しんだりできたり、更には、現実には起こらないようなことが起きて大冒険ができたり…など、楽しいことがいっぱいです。
「秋の夜長」という言い方もありますが、夜が長くなってきた秋の季節は、本に触れる時間がたっぷりとあります。いろいろな本を読んで心を豊かにしていってくださいね。
10月全校朝礼「あいさつを交わす」「場に応じたあいさつ」
2学期が始まり1か月がたちましたが、「あ・い・さ・つ」ができる人が、とっても増えてきて大変嬉しいです。
さて、よく「あいさつをする」と言いますが、「する」ではなくて、「あいさつを交わす」と言い方もあります。知っていますか?
「あいさつを交わす」「言葉を交わす」「約束を交わす」のような使い方です。
「交(か)わす」とは「交(まじ)わる」という漢字を使いますが、「あいさつを交わす」というと、相手と交流する、やり取りをする感じになりますね。つまり、あいさつは「人との関わり」の始まりなのです。
出会った最初のコミュニケーション、あいさつを「交わせる」といいですね。
それから、あいさつが更に上手になるコツを話します。
休み時間にすれ違った時などは、いつも通り「元気よく!」
授業中や掃除の時間など、何かに集中しなくてはいけないときは、「落ち着いた声」か「黙って会釈」。
「会釈」というのは、声を出さずに頭を下げてあいさつの気持ちを表す方法です。
場面によって、「元気よく」か、「落ち着いた声」か、「黙って会釈」か、うまく使い分けてください。その場に応じて判断するので結構難しいですが、場面によって挨拶の仕方を変えられれば、素晴らしいですね。
2学期始業式
いよいよ2学期が本格的にスタートします。友達とみんなで力を合わせ頑張っていきましょう!
さて、1学期の終業式に、パリオリンピックの話をしました。そして、川口市出身の2人の選手 についても紹介しましたね。
そのうちの一人、「ブレイキン」の湯浅亜実選手が、みごと金メダルを獲得しました! 皆さんの住む川口市から金メダリストの誕生です。
それから、今は障害を持った方々が行うパラリンピックが始まっています。早速メダリストも誕生していますので、パラリンピックにも注目してください。
さあ、改めて2学期のスタートです。2学期は、1学期以上に、もっともっとあいさつが上手な本町っ子を目指したいと思います。
「あ・い・さ・つ」の4文字を使って挨拶のコツを表すと、
「あ」明るく 「い」いつも 「さ」先に 「つ」続けて
です。
「明るく元気にあいさつする」
「朝も昼間も帰りもいつもどこでもあいさつする」
「相手より先にあいさつする」
「続けて誰にでもあいさつする」
この4つのコツを覚えて、あいさつ名人になってください。
あいさつは、人と会った時の最初のコミュニケーションです。
あいさつをすると、自分だけでなく相手も嬉しい気持ちになります。相手への気持ちも込めて、しっかりあいさつをし、本町小をあいさつで笑顔いっぱいにしましょう!
7月全校朝礼 ~埼玉の偉人 渋沢栄一~
今日は、ある埼玉県出身のえら~い人の話をします。
来月7月3日、20年ぶりに、千円札・5千円札・1万円札が新しくなりますが、埼玉県出身の「渋沢栄一」という人がお札の顔になるのは、どのお札でしょうか?
‥正解は、1万円札です。
渋沢栄一は、埼玉県の深谷市の出身で、武士の時代だった江戸時代の終わりから、今の世の中のもととなった明治時代に活躍した人です。
だいたい150年から100年ぐらい前の頃ですが、150年といえば、ちょうど本町小学校が誕生したころですね。
武士の世の中に生まれた渋沢栄一は、発展していた外国の様子を実際に見ることで、「日本は、もっとヨーロッパやアメリカのように近代的にならなければいけない。」と考えました。
そこで、銀行をはじめ、電気やガスの会社、鉄道会社、ホテルなどなど、いろいろな種類の会社を約500もつくったそうです。世界遺産となった「富岡製糸場」という大きな工場をつくったのも、渋沢栄一です。
また、日本女子大学や一橋大学、東京経済大学をつくるなど、教育の分野にも力を入れました。さらには、日本の近代化のために、外国との交流を活発に行っていきました。
このように、国の発展や人々の幸せのために尽くし、日本の近代化に大きく貢献したことが高く評価され、今回、1万円札の顔となったのです。
渋沢栄一は、「夢」や「志」をもって、それらが実現するよう精いっぱい努力することや、「真心」や「思いやり」を持ち周りの人の幸せを考えることを、とても大切にしていたそうです。
本町っ子の皆さんも、自分の夢や目標に向かって一生懸命頑張ることや、相手を思いやることを大事にしていってほしいなと思います。
6月全校朝礼~黙働清掃が上手です~
前回の全校朝礼では、「朝の挨拶が素晴らしい!」という、本町っ子の良さについて話をしました。
あれから1カ月が経ち、新しい良さを発見しました。それは、「掃除を黙って一生懸命にやっていること」です。
「黙って」掃除をすると、気持ちが「集中」します。「集中」できると、隅々のほこりや汚れに「気付く」ことができます。
どの学年もよく取り組んでいますが、特に高学年が素晴らしく、本町小の校舎を大切にきれいにしていこうとする気持ちがよく伝わる掃除の仕方です。
「掃除が上手な人は、心もきれい」とも言われます。
実は、掃除をすると、体の中で「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」という物質が増えて、心が落ち着いたりストレスが解消されたりするのだそうです。
いつも、掃除を丁寧にやっている本町っ子の皆さんは、黙働清掃を通して、少しずつ心が落ち着き、幸せになっているのかもしれませんね。
5月全校朝礼~あいさつが上手です~
新しい学年が始まって約1か月が経ちました。
新しい先生や新しい友達と楽しく過ごせるようになりましたか?
校長先生も、この学校に来て新しい1か月を過ごして、いろいろな楽しいこと、嬉しいことがありました。
その中でも、特に「本町小の子供たちっていいなあ!」と感じたことを言います。
それは、「朝の挨拶がとても上手である」ということです。
校長先生は、できるだけ朝の登校時間に校門前に立つようにしていますが、たっくさんの本町っ子の皆さんが挨拶をしてくれます。
毎朝、元気な声で挨拶をしてくれるので、とてもうれしいです。
特に、校長先生より先に進んで挨拶をしたり、校長先生の目を見ながら挨拶をしたり、軽くお辞儀をしながら挨拶をしたり、また、「校長先生、おはようございます!」と名前付きで言ってくれたりと、それぞれ明るい挨拶にちょっとしたひと工夫を加えて、より丁寧な挨拶をしてくれる人が多いので、朝からとても気持ちがいいです。
さらには、4月の後半、校長先生が体調を崩してしまい、声が出にくい日が続いたのですが、「校長先生大丈夫ですか」とか、「校長先生、もうよくなりましたか」など、体を気遣う言葉をかけてくれた人もいます。心の優しい子供たちだなあ…ととても嬉しくなりました。
校長先生は、素敵な出会いの1か月間でした。みなさんも、今いるクラスや委員会、クラブなどで友達といい出会いをしてくださいね。
1学期始業式
本町小学校の皆さん、おはようございます。そして、はじめまして。
今日、本町小の皆さんにこうして会えるのを楽しみにしていました。これからどうぞよろしくお願いします。
さて、皆さんは、元気に春休みを過ごしましたか?
この春休み中には、桜が一気に咲いたり、大リーグの大谷選手がホームランを打ったりと嬉しくなる話題がありましたね。
でも、その一方で、台湾で大きな地震が起きて、たくさんの犠牲者が出てしまったというニュースや、飲んでいた健康サプリの影響で体調を崩してしまった人も出ているというニュースなど、とても心配な出来事もありました。
皆さんには、身近なことから世の中のことまで、いろいろなことに関心を持ってほしいなと思っています。
なぜなら、関心を持つということは、物事を知ることができたり、その時の自分や周りの気持ちを考えたりすることができるからです。
そして、自分の思いや考えを豊かにすることができます。
また、4月は、新しい学年、新しい先生、新しい友達、新しい教室など、いろいろな「新しい」に出会うときです。
「新しい」ということに出会うことは、自分を成長させてくれる素晴らしい経験となります。
今日のいろいろな出会いを大切にし、お互いを高め合い、1年間仲良く元気に過ごしていきましょう。
今日は、1学期の始まりとして、「いろいろなことに関心を持ってほしい」ということ、そして、「出会いを大切にしてほしい」という、2つのことについて話をしました。