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7月全校朝礼 ~埼玉の偉人 渋沢栄一~

 今日は、ある埼玉県出身のえら~い人の話をします。

 来月7月3日、20年ぶりに、千円札・5千円札・1万円札が新しくなりますが、埼玉県出身の「渋沢栄一」という人がお札の顔になるのは、どのお札でしょうか?

 ‥正解は、1万円札です。

 渋沢栄一は、埼玉県の深谷市の出身で、武士の時代だった江戸時代の終わりから、今の世の中のもととなった明治時代に活躍した人です。

 だいたい150年から100年ぐらい前の頃ですが、150年といえば、ちょうど本町小学校が誕生したころですね。

 武士の世の中に生まれた渋沢栄一は、発展していた外国の様子を実際に見ることで、「日本は、もっとヨーロッパやアメリカのように近代的にならなければいけない。」と考えました。

 そこで、銀行をはじめ、電気やガスの会社、鉄道会社、ホテルなどなど、いろいろな種類の会社を約500もつくったそうです。世界遺産となった「富岡製糸場」という大きな工場をつくったのも、渋沢栄一です。

 また、日本女子大学や一橋大学、東京経済大学をつくるなど、教育の分野にも力を入れました。さらには、日本の近代化のために、外国との交流を活発に行っていきました。

 このように、国の発展や人々の幸せのために尽くし、日本の近代化に大きく貢献したことが高く評価され、今回、1万円札の顔となったのです。

 渋沢栄一は、「夢」や「志」をもって、それらが実現するよう精いっぱい努力することや、「真心」や「思いやり」を持ち周りの人の幸せを考えることを、とても大切にしていたそうです。

 本町っ子の皆さんも、自分の夢や目標に向かって一生懸命頑張ることや、相手を思いやることを大事にしていってほしいなと思います。